青竹のふし 「kintone」クリニック

「kintone」クリニック

Vol.5 「医師からみたkintone」在宅支援診療所におけるkintoneのチーム利用

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在宅支援診療所におけるkintoneのチーム利用

往診する医師
サイボウズ株式会社と株式会社関西 青竹のふし情報システム部が共催でお届けする医療業界向けセミナー「kintoneクリニック」の第5ステージ。
これからの在宅医療が変わる。未来をみた医師らが取り組むkintone活用法。
既存のソフトや電子カルテではできなかった利用方法を時間をかけながらも開発に取り組んでいく。組織の在り方からバックヤード業務までをkintoneで見直す。
新しい医事の形と、少子高齢化に立ち向かう仕事の在り方を、若い医師たちが切り開く。

電子カルテにはできない情報共有。離れた場所でも利用できる。

電子カルテといっても完璧ではない。いま、在宅医療の現場ではカルテで管理できないくらい、情報にあふれている。キーパーソンが何らかの理由で変わる、ケアマネが変わる。新しい訪問看護ステーションの利用が始まる。
毎日が日々の生活と同じように進行していくのである。
その、膨大な情報を電子カルテだけで取り扱って管理するのは限界がある。また、他職種連携とのつながりを持つためには、情報を分けて整理し、必要なスタッフに必要な分だけの情報を共有し、また組織以外からの情報入出力も必要になってくる。

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在宅医療の現場では、診察室=居室である。

欲しい情報がアナログなカルテだと、持ち運び自体にも制限が生まれてしまう。いつでも、どこにいても、双方向で情報のやり取りできる仕組みが必要なため、在宅医療の現場でクラウドはとても大切な意味を持っている。

NSTで使える共有。他職種連携が実現しつつある!

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kintoneのとても強い部分は、データをどこからでも一カ所に集めることができる。
時にそれは、スマートフォンからでもよいし、検査データでまとめて入れることもできる。
介護保険情報や利用料の負担に関する情報、栄養士がチェックした日々の状態などを一元管理することで、他職種が必要なデータだけを吸い上げて分析したり、評価に繋げることができる。

情報を、角度を変えて診ることができる。

他職種連携は必要と言われ続けているが、実のところ連携はまだ難しい。共通言語であったり、使用するツールがそれぞれにことなっていたり、
職種によっての尺度や考え方がことなり、それぞれに良いことをしていても、それをまとめて仕上げるツールがなかった。

でも、それが出来るのがkintoneである。

電子カルテとの連動!これでデータを分析し、次の医療に役立てる。

毎日行われている診断には、とても大切な要素がある。それは研究をし、新たな病気やADLの低下を予防することである。
A施設では、褥瘡が多く発生している。なぜだろう?

この地域では、アルブミン値が高く、ADLも高い。

こういう僅かな差を、瞬時に分析して研究していきたい。それが、次の医療に繋がっていく。

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現在では、レセプト、つまり請求のためのソフトウェアが多く、こういった次世代への医療に繋がる分析まで出来るツールは少ない。
また、例えソフトウェアがあったとしても、医師の診療科目によっても見たいデータは異なるだろう。それが研究だからである。

現在、ナチュラルケアグループではNSTに力をいれて、栄養改善と嚥下や食べる、話すことについての研究を行っている。

これからの診療所と診療所の在り方、繋がり方。

今後も高齢化は進んでいく。
診療所と診療所の連携や、訪問看護ステーションとの迅速な連携がますます必要になってくる。

完全で共通のソフトウェアを一つ用意してみんなで使う。このビジョンはおそらく無理がある。
上記にあるように、様々な職種や事業によって、生活は成り立っている。その膨大な情報を一つのソフトウェアが抱えきれるわけがない。

現在までにかかわった情報を、速やかにアウトプットする。それもkintoneを使っていない医師や看護師、地域の病院に対してだ。
逆に、kintoneを利用していない医師からの入力。

この双方向がレスポンスよく行われることが、本当の診診連携であり、実現すれば意味をもつ連携である。

若い医師たちがこれからの在宅医療を考える。
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今の医療も当然ながら大事ですが、これから若い世代たちの医師や、コメディカルのスタッフも働きやすく、使いやすいソフトウェアってなんだろうか。
僕たちで考えながら前に進めることで、それが実現できるのであれば、やってみようじゃないか。

そう語り合いながら、地域医療の最前線で暮らしや病気と向き合うナチュラルケアグループの医師。何かが変わっていっている、そう感じられるセミナーなのは間違いない。

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演者紹介

医療法人社団日翔会 理事長 渡辺 克哉(医師)
わたなべクリニック 院長
日本プライマリ・ケア連合学会認定医

在宅医療の分野で、クラウドシステムなどを利用し、情報共有のあり方を研究し、日々実践されている。

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